TSD ものづくり ものがたり vol.2

“個の成長”を後押しすることが
会社の前進にもつながっていく

佐々木純
取締役
入社以来20社以上の取引先とのプロジェクトを経験。チームリーダー、マネージャーとして活躍したのち、取締役として案件受注活動やアサイン調整、現場フォローなどに回る。
山本賢二
グループリーダー
2003年に新卒として入社し、5年間はメンバーとして開発作業に従事。チームリーダーを経験したのち、入社12年目以降はマネージャーとしてチームを率いる。現在はBtoB向けのEDIシステム開発に携わりつつ、要件の整理やメンバーの管理を担当。

幅広い経験ができる環境で、
社員を伸ばす

佐々木 私が中途入社した2000年ごろから考えると、東京システム開発はずいぶん前進してきました。メンバーも増え、新しい技術へのシフトも成功している。そこでこれからは、よりお客さまの信頼を得て、責任感ある仕事ができるように、商流を上げていかなければならないと思っています。作業の中身が変わらなくても、直接お客さまとやりとりしたり、自社メンバーだけでチームを編成したりできれば、勤務環境はぐっと変わるはずです。

山本 これまでは社内から数人のチームを組んで取引先に出向し、他社の開発者とも連携しながら開発を進めてきました。それはそれで得るものが多かったけれど、これからはプロジェクトそのものを本社に持ち帰って、社内で完結できる案件が増えるといいですね。もちろん社員数を増やさなければいけないけれど、実現すればチームワークに大きなメリットがあると思います。

佐々木 そのためにも、近ごろの新卒採用は、会社規模を踏まえるとかなり多めに枠を確保していますからね。研修の内容もブラッシュアップしているし、いい流れはできてきていると思う。その甲斐もあってか、お客さまから技術力を評価していただける場面も増えてきました。当社には、バグが少ないシステムをつくって適切なテストを行うだけでなく、細かい問題点にも丁寧に対応できる人材が多い。ローテーションでさまざまなプロジェクトを経験してもらうようにしているため、若手でもさまざまな視点を養えるからだと思います。

山本 基本の配属はスキルマッチと、社員の自宅から遠すぎない現場を考えますね。それにくわえて、新しい学びがあったり子育てしやすかったり、前回が作業量の多い現場だったら直後は負担が軽めの仕事にしたり、といったバランスをとる場合もある。会社の都合ではなく、社員の成長につながるアサインを心がけています。

いつでも誰でも、意見が言える
カジュアルな社風づくり

佐々木 当社は、社員からトップまでの距離が近いんですよね。だから、やってみたいことや働くために必要な制度について、いつでも意見が出せる。身につけたい言語やシステムを選んで配属希望を出したり、興味のある取引を受注するために動いたり、男女問わず育休をとったり……なんでも、どんどん声を上げてほしいと思っています。やっぱり、みずから決めた成長がモチベーションに結びつくものですから。

山本 たしかに、役員クラスとの上下関係がない、風通しの良さを感じます。これから社員が増えて会社の規模が大きくなれば、できることはもっと増えるはず。そういう局面で、この社風はさらにプラスになるでしょうね。

佐々木 話しやすくてほがらかな社風を保つために、社内イベントにも力を入れています。「こんなに使っていいのか……?」というくらい予算もかけている(笑)。とくに、縦のつながりをつくる帰社日や忘年会、社員旅行をここ数年がんばっているんです。おかげで参加率も上がってきて、社員同士のつながりが増えてきたのを感じますね。当社のそうしたカルチャーが現場にも伝わり、取引先の方々も「どうぞ休んでください」と言ってくださるようになりました。

山本 どのイベントも楽しいけれど、帰社日は本当に大きな存在ですよ。月1回、日常のなかで社員同士がふれあう機会が定着したために、お互いの顔と名前が一致して、たくさん話せるようになった。そうやって普段を知らなければ、メンバーの元気がないことにも気づけないですから。

佐々木 交流だけでなく、コミュニケーション能力の向上にも役立ててくれるとうれしいですね。帰社日では毎回グループワークをしているので、そこでリーダーシップをとったり、発表を買って出たりすれば、人前で話す場数も踏める。そういった経験は、現場でもかならず活きてきます。

チャレンジ精神と誠実な
コミュニケーション力を、大切に

山本 プログラミングという言葉からは理系出身者が有利に聞こえるかもしれないけれど、入社時に高い技術力を求めてはいません。それよりも、お客さまのご要望に対してつねにプラスαで応えようとする、前のめりな方に入社してきてほしいですね。

佐々木 ものづくりの達成感はもちろんすばらしいけれど、お客さまと信頼関係を築くことにも私たちのやりがいがあります。そうした意味でも、商流を上げて直取引する案件が増えてくれば、お客さまとの関係が濃密になってくるはず。気持ちのいいコミュニケーションがとれる方なら、スキルはあとからついてきます。

山本 そのためにも半年間の研修を用意しているわけですから。半年あれば、かなりの勉強ができる。社内の研修でやるか現場のOJTでやるかの違いとはいえ……僕が新人のころに比べれば、手厚くてうらやましいです(笑)。

佐々木 うらやましいね(笑)。会社としては、今後は「東京システム開発といえば○○」という武器もつくっていきたい。たとえば金融、證券、物流……手段はいろいろあるけれど“明確な強み”と“浅く広く対応できる柔軟さ”を両立していければと思っています。そのためにも、若い社員にはチャレンジ精神を持って、いろんな仕事を経験してみてほしい。

山本 僕は、自社パッケージ開発にも興味がありますね。お客さまとのお取引も継続しつつ、社内で中長期的にひとつのサービスをつくっていければ、仕事の幅も広がる。

佐々木 お客さま先への常駐型、社内での開発が多くなる請負型、自社開発や海外製品とライセンス契約をするパッケージ型の3本柱がバランスよく進められたら、非常に面白いでしょうね。いただいたお仕事や指示された内容をきっちりこなすだけでなく、東京システム開発として大きな挑戦をしていくフェーズに入ったんだと思う。だからこそ、これから入社するメンバーがその“開拓”を担ってくれることを期待しています。

月山美奈 / 主任
南貴之 / エンジニア
働く場所が離れていても、
支えあって楽しめる社風
小林由輝 / プログラマー
土樋奎太 / プログラマー
コードは、パズルや英語と一緒。
成長を実感できるのが楽しい。
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