TSD ものづくり ものがたり vol.3

コードは、パズルや英語と一緒。
成長を実感できるのが楽しい。

小林由輝
プログラマー
システムソリューション部所属。人文学部を卒業後、2017年に入社。半年間の研修期間を経て、電気料金計算システムの改修やデータ集計システムの開発に携わる。現在は保険会社のコールセンター受付システムにて、設計・開発を担当。「ORACLE MASTER」Bronzeの資格取得に向けて勉強中。
土樋奎太
プログラマー
システムソリューション部所属。経済学部を卒業して2018年に入社し、研修期間を経て通信会社に常駐。基礎研修では習わなかったプログラミング言語「React」を学び、取引システムの改修や新機能の製造に携わる。

手厚い研修があるから、
安心して飛び込めた

小林 東京システム開発は、ゲーム好きの人が多いと思いません? 私もゲーム好きがこうじて、プログラムに興味を持ったんですよね。大学は人文学部だったし、数学は大の苦手だったから気持ちのハードルは結構高かったんだけど、ゼロから研修をみっちりやってくれると聞いて入社したんです。

土樋 わかります! 僕も経済学部だったけど、ゲームが好きで。それから、いろんな人と連携してなにかをつくる仕事がしたかったんですよね。面接してくださった社員の方々がみんな話しやすいのもあって、困ったときは周囲に相談しながら勉強していけばいいか、と思えました。他社と比べても、研修期間が倍くらい長かったし。

小林 約半年間もしっかり基礎を学べる環境って、なかなかないですもんね。リアルタイムではいまいち理解できなくても、いろんな専門用語を浴びておくだけで、全然違う。現場に出てから「あ、この言葉は聞いたことがある」と思えるから、調べ方がわかるんです。

土樋 僕は、研修終盤にやったグループワークが面白かったですね。チームに分かれて「売上の登録」「登録内容の検索」「アカウントログイン」の3機能をつくり、最後に連結して1システムを完成させるんです。ちょっとした認識違いがあるだけでバグが起きるから、気が抜けないけれど、連携してものづくりする楽しさがさっそく感じられました。

小林 私が印象的だったのは、講師の「プログラミングは言語だから、パソコンと会話しているようなものだと思えばいいんだよ」という言葉。そのとおり、英語の単語や文法を覚えていくような感覚で向き合いはじめたら、ぐっと理解が進んだんです。

土樋 僕も研修中は、子どものころレゴブロックで遊んでいたことを思い出しました。プログラミングと聞くと難しそうだけど、部品をつくって組み合わせるパズルだと思えば、とっつきやすいですよね。

周りに助けてもらいながら、
知識を身につけていけばいい

小林 研修だけきっちり受けておけば、最低限の知識をちゃんと身につけられるのは本当に助かりました。自習だとわからなくなっちゃうから家ではやらず、定時のなかで、なるべく講師と一緒に勉強するようにしていたのもありますね。

土樋 わからないときは、とにかく先生や同期に聞くのが近道ですよね。まずは手を動かしてみて、行き詰まったら人に教えてもらう、の繰り返し。学生時代こつこつ勉強するのは苦手だったけど、プログラミングは「この技術が使えるようになればこういう機能がつくれる」って明確にイメージできるから、学ぶのが楽しかったです。入社時の知識量がどうこうよりも、どんどん新しくなる技術を受け入れて、ひたすら学び続けることに抵抗がない人のほうが向いている気がしますね。

小林 わかります。私は数学が苦手だったけど、実際の業務で数学っぽいことなんてほとんどないし(笑)、案ずるより産むが易しだなと思いました。配属されたあとも、まずは先輩の補助として設計書をつくったりするところから、一歩ずつ仕事を覚えていくんです。周りが丁寧にフォローしてくれるから、わからないことはあっても、途方に暮れることはありません。

土樋 僕が配属されたプロジェクトは、基礎研修では習っていない「React」という言語を使っていたんですよね。だから、追加で3週間ほどの配属研修を受けつつ、プロジェクトに入ってからもプログラムにゆっくりさわれる時間を確保してもらえました。スタートダッシュは大変だったけど、そのぶんさっそく新しい言語のスキルが身について、武器が増えたのはよかったなと思います。

できなかったことができるようになる、達成感の積み重ね

土樋 プログラミングの仕事は、経験がそのまま自分の力になっていることを実感できるのが面白いですね。配属当初は意味不明だった「React」もかなり読めるようになり、いまはなんならもっと積極的に使って、いろんなシステムを組んでみたいと思えている。キャリアが短くてもめずらしい言語を使う現場に入れたら、それがアドバンテージになるんです。

小林 できなかったことができるようになるのって、本当に楽しいですよね。そうやって働いているうちに、取引先から感謝の言葉をいただいたりすると、すごくうれしいです。「データ整理が面倒そうだからオート入力の機能をつけよう」「ここのアラートは、注意マークも一緒に出したほうがわかりやすい」などと自分で考えて、実装して、その成果を喜んでもらえる。実績のない若手社員でもアイディアを提案しやすい空気があるから、積極的に関わっていけます。

土樋 普段はそれぞれの現場に散らばって働いているけれど、社員同士が顔を合わせられるイベントも多いのもいいですね。おかげで、困ったことや意見を言いやすい雰囲気ができている気がします。やっぱり連携をとらないといい仕事はできないから、そういうささいな積み重ねがありがたい。

小林 いい環境に恵まれて、コードを書く技術は少しずつ身についてきたように思います。だから、今後は「こういうふうに書いたらもっと動作が速くなる」などと考えながら、プログラムをブラッシュアップしていきたい。先輩方が書いたプログラムをたくさん見て、いいところを吸収していくのが、そのための第一歩かなと思っています。

土樋 僕は、自分だけでひとつの機能をやり遂げてみたいです。いまは指示していただいたことを、なんとかこなしているだけだけど、そろそろ後輩も入ってくるし……独り立ちして、どんどん能力を高めていきたいと思います。

月山美奈 / 主任
南貴之 / エンジニア
働く場所が離れていても、
支えあって楽しめる社風
佐々木純 / 取締役
山本賢二 / グループリーダー
“個の成長”を後押しすることが会社の前進にもつながっていく
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